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鳩の女王セミラミス
セミラミス Semiramis は、女神デルケト Dercetoの娘といわれております。
その真偽はともかく、セミラミスは、生まれてすぐ捨てられ、鳩に育てられました。そう。ぐるっぽーくーくーと鳴く、鳩です。
その後、王の牧人の頭シムマス Shimmas に拾われ、その養女になりました。やがてセミラミスは、それは美しく育ったそうです。
成長したセミラミスは、オンネス Onnes という者に嫁ぎました。
オンネスはニネベの支配者で将軍でした。
バクトリヤ Bactria 戦役の際、セミラミスは夫オンネスと共に戦場へ赴きました。そして、アッシリア王ニヌスに待ちを攻める方法を進言し、大勝利をもたらしたのです。
が。
ニヌス王はセミラミスの賢さと美しさにフォーリン・ラヴ。
オンネスに、セミラミスを自分に献上するように迫ります。
オンネスは断りましたが、相手は王。ついには首をくくって死んでしまうことになったのです。
夫を亡くしたセミラミスは、王の許へ赴きました。
ニヌス王は、それはもうセミラミスにぞっこんです。それでまあ、セミラミスは、だんだん力を持つようになるのですよ。
そしてあるとき。
セミラミスは、五日間だけ、自分をアッシリアの女王にさせて欲しい、とねだり。
王がセミラミスのお願いを断るわけもなく、セミラミスは、王の衣装を身に纏い、王座についたのです。
一日目。
セミラミスは、大宴会を開きました。
二日目。
セミラミスは、ニヌス王を投獄し、死刑を宣告しました。
そこにどんな理由があったのかは特に語られていません。
とにかくセミラミスは真にアッシリアの女王となり、以後多くの善政を施くのです。
バビロンの町の基礎を築いたり、ユーフラテス河に堤防を築いたり。それは、セミラミスの成したことなのだそうです。
また、遠征を多くしましたが、ただ一度、インドを攻めたとき、パンジャプ Punjap で破られました。
セミラミスは、その時の悲しさで亡くなったといわれております。
そして、一羽の鳩となって、大空へ飛び立ちました。
人々は彼女を、鳩の女神セミラミスと呼び、長く長く、崇拝したのでした。
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・それが夫の復讐なら美しいなあとか思ったりするけどね。
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